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H寺様中庭工事

「入我我入」の庭
庭づくりは整地をした清らかな空間の中にまず石を立てることから始めます。平安時代に書かれた作庭記にも記されている庭の基本中の基本といえるでしょう。庭師は石の表情を読み中心を決め、ここぞという位置に石を置いていきますが、「石を置く」とは言わず「石を据える」という言い方をします。真に腹を据えて石を置くという庭師の覚悟を表現した言い回しです。
法花寺様の主石を覚悟を持って据えさせて頂いたその時、石がまるで自分を写し出す鏡であるかのように感じ、私が石を見ている様に石が私を見つめているのだということに気付くことができました。これが仏道でいう入我我入という私なりの解釈を得た瞬間です。
お寺様に来られる方、住まわれる方この庭をご覧になって頂くすべての方に、この主石(鏡)を通し、仏と我とが一体となるべく仏道に帰依する心を感じていただければ庭師冥利に尽きます。

BEFORE/AFTER

BEFORE

AFTER

 

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